それではどんな場面で使うと有効なのでしょうか?<メリット>
たとえば、上の図3でもわかるとおりロブを深くあげるのに適しています。
攻撃的なロブは無理ですがとっさのロブなんかには効果的だと思います。
図2の効果(弾まない)を利用してアプローチショットなんかにも効果的です。
ネットより低い位置で相手に打たせることができれば、相手は一度ネットの高さよりボールを浮かせなければならないため
浮いたボールを打たせることができます。
振り方は後ほど説明しますが、力加減もしやすいので威力のあるボールをいなしやすいという利点もあります。
それではデメリットは?
図3のを参照してください。
深く図3のように打てればいいですが、力加減を誤り短く図3のように打ってしまった場合はチャンスボールになってしまいます。
また、体重移動を使わずに打つと短くなりやすいということもあります。
また、攻撃する際にスライスでハードヒットしたとします。
しかし、バウンドするまではほぼ一直線にボールが飛んでくるため変化が乏しいためボレーなどでは相手に
余裕を持たせてしまいます。
ボレーを打つ段になってもスライスのボールはスピンのボールに比べてはじかれてしまうということは無いので
比較的攻撃されやすいですね。
なれればスライスを打つことは力もいらず簡単に打ててしまうため、スライスのみしか使わないという人も多いのですが
「できれば一つに偏らない方がプレーの幅が広くなって上達の幅が広がりますよ。」という意味で、偏らせないようにしましょう。 |