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スライスの打ち方(基礎)

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スライスってなんでしょう?

どんなボールのことでしょう?

どんな場面で使うのでしょう?

メリット・デメリットは?

そんな説明からはじめましょう。

教えるのならばスピンとスライスを打ち分けてから

説明してあげるとわかりやすいと思います。

ボールにどのような回転がかかっていればスライスなのかというと

左の図1を見てください。

 

進行方向に向かって左の図のように回転をかけることをスライスを

かけるといい、そのように回転をかけると浮力が重力とは反対方向へ

かかり浮力が発生します。

(小ネタ:空気の密度がうんたら・・・、という流体力学を見れば説明がつきます。)

それでは、図2を見てください。

スピードを同じくして同じ場所へボールを打とうと思えば

軌道で言えば図の通りになります。

バウンドした後もスライスの方がはねる量は少なくなります。

 

理由は摩擦力にあります。

落下したボールには進行方向とは逆に向かう力で回転しているため位置エネルギーから摩擦による熱エネルギーへの変換比率が

無回転のボールよりもスライスのボールの方が多くなるため弾む量が減ります。(物理:エネルギー保存の法則より)

↑誰も興味ないと思いますが、テニスオタク(フリーク)の方に話すと「おー!!( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ」となります

 

同じ角度で同じスピードで打ったならば図3のようになります。

スライスの方は最後は失速してポテッと落ちるのみになります。

使う場面とメリット・デメリット

それではどんな場面で使うと有効なのでしょうか?<メリット>

たとえば、上の図3でもわかるとおりロブを深くあげるのに適しています。

攻撃的なロブは無理ですがとっさのロブなんかには効果的だと思います。

 

図2の効果(弾まない)を利用してアプローチショットなんかにも効果的です。

ネットより低い位置で相手に打たせることができれば、相手は一度ネットの高さよりボールを浮かせなければならないため

浮いたボールを打たせることができます。

 

振り方は後ほど説明しますが、力加減もしやすいので威力のあるボールをいなしやすいという利点もあります。

 

それではデメリットは?

図3のを参照してください。

深く図3のように打てればいいですが、力加減を誤り短く図3のように打ってしまった場合はチャンスボールになってしまいます。

また、体重移動を使わずに打つと短くなりやすいということもあります。

 

また、攻撃する際にスライスでハードヒットしたとします。

しかし、バウンドするまではほぼ一直線にボールが飛んでくるため変化が乏しいためボレーなどでは相手に

余裕を持たせてしまいます。

 

ボレーを打つ段になってもスライスのボールはスピンのボールに比べてはじかれてしまうということは無いので

比較的攻撃されやすいですね。

 

なれればスライスを打つことは力もいらず簡単に打ててしまうため、スライスのみしか使わないという人も多いのですが

「できれば一つに偏らない方がプレーの幅が広くなって上達の幅が広がりますよ。」という意味で、偏らせないようにしましょう。

 

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